T.KURA
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T.KURA(ティー・クラ)は日本のR&B・HIP HOPのプロデューサーである。
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[編集] 人物
本名は倉卓治。名前はT.KURA・倉卓治・GIANT SWINGと三つの名前がある。主にプロデュース・作品制作をする際はT.KURA、リリース・作品発表をする際はGIANT SWINGが使われる。本名である倉卓治はT.KURAのファンなどから呼ばれることが多い。アトランタに拠点を移し、妻であり、共同制作者であるMICHICOと在住している。所属レコード会社はavex・rhythmzone、所属プロダクションはGIANT SWING PRODUCTIONS。90年代は海外のアーティストのプロデュースが多かったが、2000年以降は日本のアーティストのプロデュースが多くなってきている。安室奈美恵、AI、CHEMISTRY、Crystal Kay、EXILEなど例をあげたらきりがない。
[編集] バイオグラフィー
1stアルバム「What A Blessing」を発表する。その後に、アナログ盤「Woo Me」がシングルカットされる。3000枚限定であったこのアナログ盤は見事に完売し、ヒットを記録する。4月、A&Rと組んだプロジェクトDa Yellow Dogsの唯一のアルバム「Nu Soul Re-Cooked Monsters」を発表する。この作品は多くのリスナーから高く評価された。
1月、黒人男性R&BシンガーKaire(カイル)の1stアルバム「Soul Intentions」をA&Rと共同製作する。この作品はT.KURAの初のソロ・アーティストのプロデュース作品ながらも、そのサウンドは全国のR&Bリスナーから絶賛された。
マエストロ・Tとそれまで籍を置いたスタジオから独立し、彼ら自身のスタジオ「レイズ」を設立する。それと同時期にElisha La'Verne(エリーシャ・ラヴァーン)の1stアルバム「Her Name Is...」に参加する。「I May Be Single」、「Say Yeah!」の他に6曲をプロデュースする。そして、シングル「Say Yeah!」はエコーズ誌のチャートで初登場3位、イギリス黒人音楽シーンで最も権威ある専門誌でBlus&Soul誌のチャートで1位を記録するという快挙を成し遂げる。
Elisha La'Verneの2ndアルバム「Elisha La'Verne」に参加する。「Your Love Sends Me」、「I'm Not Dreaming」、「Give Me A Reason」の他に7曲をプロデュースする。シングル「Your Love Sends Me」はBlus&Soul誌のチャートで1位を記録する。その後、フィリップ・ベイリー、ダメージ、露崎春女(Lyrico)、スクープなどのプロデュースを経て、仕事仲間と、黒人女性のタヒーラ・ウォーカーとドーン・ムーアの2人組、ラヴ・スクエアのデビュー作「Everything」で数曲のプロデュースを手掛ける。
ジャッキー・グラハムのアルバム「My Life」で3曲をプロデュース。
長い下積みの後、遂にメジャーデビューを果たす。そして7月、GIANT SWING名義の1stアルバム「Masterpieces Volume 1」を発表する。
アトランタに拠点を移す。
8年ぶりにGIANT SWINGとして活動を開始する。2月7日にMICHICO、L.L BROTHERS、WARNERが参加したシングル「GET UP feat.MICHCO,L.L BROTHERS&WARNER」を発表する。その後、3月7日に2ndアルバム「GIANT SWING DELI」を発表。日本からはAI、CHEMISTRY、L.L BROTHERS、MICHICO、ORITO、TIGER、WARNERが参加し、海外からはChuka、Sam Salter、SHAMORA、The Kid Slim等が参加した。
[編集] ディスコグラフィー
※GIANT SWINGの名義による作品。
[編集] シングル
- GET UP feat.MICHCO,L.L BROTHERS&WARNER(2007年2月7日)
[編集] アルバム
- What A Blessing(1994年)
- Masterpieces Volume 1(1999年7月16日)
- GIANT SWING DELI(2007年3月7日)
[編集] アナログ盤
- Woo Me(1994年)
- You Say(1994年)
- DAY&NIGHT(1994年)
[編集] 関連項目
- GIANT SWING
- GIANT SWING PRODUCTIONS