THE FUGITIVE 愛の逃亡者
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THE FUGITIVE 愛の逃亡者 | ||
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沢田研二 の アルバム | ||
リリース | 1974年12月21日 | |
ジャンル | J-POP | |
レーベル | ポリドール | |
プロデュース | Wayne Bickerton,Tony Weddington | |
チャート順位 | ||
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売上枚数 | ||
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沢田研二 年表 | ||
JEWEL JULIE 追憶 (1974年) |
THE FUGITIVE 愛の逃亡者 (1974年) |
いくつかの場面 (1975年) |
THE FUGITIVE 愛の逃亡者(ザ フューギティブ あいのとうぼうしゃ)は日本の歌手、沢田研二の6作目となるオリジナルアルバム。
1974年12月21日にポリドール (現ユニバーサルミュージック)からLP盤でリリースされた。
その後CD化され、1991年と1996年に東芝EMIから、また2005年にはユニバーサルミュージックから再リリースされている。
[編集] 解説
本作は沢田にとって初となる、ヨーロッパ全域でもリリースされた作品となった。沢田が過去にも経験している全編ロンドンレコーディング作品であるが、マーケットを意識して歌詞は全て英語詞であり、プロデュース、ソングライティング及び演奏も全てイギリス人ミュージシャンの手によるものである。音楽的にはオールディーズのテイストも感じさせるブリティッシュ・ロックンロール色の色濃い作風となっている。沢田はザ・タイガース以前からこうした傾向の音楽を愛好しており、彼にとっては少年時代から愛していた音楽を本場で制作できる貴重な機会となった。
なお本作のソングライティング、プロデュースを勤めたWayne Bickerton(ウェイン・ビッカートン)は英ポリドールのA&Rマンで、「SUGAR BABY LOVE(シュガー・ベイビー・ラブ)」をTHE RUBETTES(ザ・ルーベッツ)に歌わせ全英No.1を獲得した人物である。同曲は日本国内も含めて様々なミュージシャンにカバーされるほど認知度の高い曲で、さらに同曲のB面は本作にも収められている「JUKE BOX JIVE(恋のジューク・ボックス)」であった。
[編集] 収録曲
- THE FUGITIVE(愛の逃亡者)
- GO SUSY GO(ゴー・スージー・ゴー)
- WALKING IN THE CITY(ウォーキング・イン・ザ・シティ)
- SATURDAY NIGHT(サタデー・ナイト)
- RUN WITH THE DEVIL(悪夢の銀行強盗)
- MONDAY MORNING(マンデー・モーニング)
- JUKE BOX JIVE(恋のジューク・ボックス)
- WAY BACK IN THE FIFTIES(十代のロックンロール)
- NOTHING BUT A HEARTACHE(傷心の日々)
- I WAS BORN TO LOVE YOU(アイ・ウォズ・ボーン・トゥ・ラヴ・ユー)
- L.A. WOMAN(L.A. ウーマン)
- CANDY(キャンディー)
- 全作詞、全作曲:Tony Weddington,Wayne Bickerton
- 全編曲:Tony Weddington,Wayne Bickerton,Arther Greenslade