Twip
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Twip(s)(トゥイップ)とは、Microsoft Visual Basicでフォーム(ウインドウ)の設計をする際などに用いられる長さの単位。
1Twip は 1/20ポイントであり、1/1440インチ に相当する。『Twentieth of a Point』から、Twipと名づけられた。
Microsoft Windows の標準のシステム解像度である 96dpi の環境下では 15Twips で 1ピクセル、120dpi の環境下では 12Twips で 1ピクセルの長さと等しい。
[編集] 意義
WYSIWYGの考え方では、画面上に表現される文字と印刷した文字の大きさは一致しているべきである。そのためにWindowsをはじめ多くのGUIでは、使用しているディスプレイ装置の解像度(dpi値)をシステムに設定しておき、同じ大きさ(たとえば11ポイント)の文字でも、ディスプレイ装置の解像度に応じて異なるピクセル数で文字を表現することで、画面上の文字の実測サイズを印刷時のサイズと同じにできるように考えられている。
これは文書だけでなく、ソフトウェアの画面においても同じことが言え、解像度の異なるディスプレイ装置を使用した場合でも画面上に表現される文字やウインドウの大きさが同じになるよう調整することで、「高解像度のディスプレイではウインドウが小さすぎて使いにくい」、などの問題を避けることができる。
これを実現しようとするとき、ウインドウの大きさをピクセル単位で設定していたのでは、画面の解像度をもとに必要なピクセル数を計算してセットしてやる必要があり、いささか面倒である。インチ、ポイント、ミリメートルなどの単位で指定し、システム側でピクセル値に変換することが望まれるが、ポイントやミリメートルなどより細かい指定ができるよう、1/1440インチ(約0.018ミリ)という細かな単位として Twip が使われている。
[編集] その他
Visual Basic 1.0 から 6.0 まで使われていたが、後継の Visual Basic .NET 2002 以降ではピクセル単位での指定しかできなくなっている。