お花茶屋
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お花茶屋(おはなぢゃや)は、東京都葛飾区中部にある地名である。現在の住居表示にはお花茶屋1丁目から3丁目までがある。
所在地は宝町であるが、京成電鉄のお花茶屋駅がある。駅南側が宝町であり、北側にお花茶屋が広がる。駅前から伸びる商店街には、高校女子バレーボールの強豪校である共栄学園が所在する。
隣接する白鳥との間にかつては曳舟川(葛西用水)が流れていた。この川は、江戸時代に用水路として開削された。また、荷物を載せた舟を土手から縄を引いて運ぶということが行われ、江戸時代の流通の一つとなっていた。これが、川の名称の由来となっている。その様子は、歌川広重作の浮世絵「名所江戸百景 四ツ木通用水引きふね」で描かれている。現在では埋め立てられ、曳舟川親水公園となっており、せせらぎや多くの植物を見ることができる。
[編集] 地名の由来
江戸時代、八代将軍の徳川吉宗が鷹狩りに興じていた際に、腹痛を起こした。その時、名をお花という茶屋の娘の看病により快気した。この出来事により、現在の地名を賜ったとされている。
[編集] 施設
- お花茶屋図書館
- 社会教育館
- 葛飾区郷土と天文の博物館
教育
- 東光幼稚園
- 葛飾区立双葉中学校
- 私立共栄学園(幼稚園、中学校、高校)
公園
- 曳舟川親水公園
- お花茶屋公園
- 千葉南公園