じゃが島興亡記
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『じゃが島興亡記』(じゃがとうこうぼうき)はパソコンを使用した無料オンラインゲームサイトじゃがの多人数対戦型の戦車ゲームである。 ゲーム内容は単純に相手の戦車に弾を当て破壊するものであるが、操作が単純な上に初心者と上級者の差が大きい。 ゲームの舞台となる島には始島、諸島、新島、角島、茶島の5つがある、 なお茶島は会話専用の島で戦闘が出来ないように島全土が安全地帯になっている。 またメールアドレスを使いユーザー登録する、多人数のチームで攻撃するチーム対戦版の『じゃが島興亡記-最強の軍団』もあるが現在は閉鎖されている。 元々「じゃが」は大規模なオンラインゲームサイトの一部であったが、何ヶ月かで独立した。 独立時に、独立前にあった、ちょっとしたミニゲームが多数無くなった。 (アヒルさんアタック、地球防衛、どいっとばいば~、など)
目次 |
[編集] 操作方法
- 移動 十字キー
- 弾を撃つ S、Z、X、Eキー
- 砲台右回転 Aキー
- 砲台左回転 Dキー
- ワイアフレーム表示 9キー
- 消音 0キー
- 砲台を初期位置に戻す Wキー
- 移動動作を粗くする 8キー
- マップ隠・表示 Mキー
- 撃てる弾数 6発
(一部省略している部分がありますが、ご留意ください)
[編集] 歴史
- 2000年? じゃが島興亡記設立 「始島」が公開
- 2002年9月1日 「諸島」をマップに追加
- 2003年夏頃 「新島」をマップに追加 チートが流行り始める
- 2004年9月6日 「角島」をマップに追加 チート全盛期
- 2004年11月20日 チート禁止をルールに明記
- 2005年3月27日 「茶島」をマップに追加
- 2005年~ 管理人がアクセス規制等の対策を実施
[編集] ゲームについて
じゃが島興亡記とは一人称視点シューティングゲーム(FPS)に分類される、リアルタイムで相手と対戦することのできるオンラインシューティングゲームである。元々は「じゃが」というゲームサイトに置いてあったゲームであり「じゃが」管理人つの氏により2000年公開された。以来現在まで運営され続けている。 実は閉鎖の噂が絶えない曰く付きのゲームでもある。それは、他のオンラインゲームでもたびたび問題になるチートが「じゃが島興亡記」ではやりやすいことがあり、チート使用者が集中しやすい欠点を持っているためである。しかしつの氏がチートに対するアクセス規制等の対策を取ったためチート被害は減ったといえる。 2000年開設当時は「じゃが島興亡記-フリー版」と「じゃが島興亡記-最強の軍団」の2つのゲームが公開されていたが、2005年チート被害が深刻なものになったため、2006年「最強の軍団」は閉鎖され今に至っている。
[編集] 概要
特長の面から見て、他のオンラインゲームよりもグラフィックやシステムは見劣りするものの『自分の操作技術を上げることで強くなれる』という面では勝ると思われる。 「個人スキルをあげる」となるとやはり強いキャラクター、強い武器を必要とし、実力に大して差が無くても負けることがオンラインゲームは多い。しかし「じゃが島興亡記」には武器、キャラクターは存在せず全員同じ条件で(CPU等のスペックを除けば)戦う。その為、病みつきになるユーザーも多く、6年間以上続けてやっている人もいる。そのようなユーザーを『常連』『住民』『古参』と呼ばれる。がその『個人スキル』は逆に技量の差を生み出すことでもあり、初心者のうちは誰にも勝てないことから、チートや荒らしに走るユーザーが増える欠点がある。
荒らしとチートが非常に多発しているのも問題になっている。管理人は現在も対策を練っているが、荒らし・チートに反応してしまうユーザーが減らない限り根絶は難しいと思われる。
じゃが島興亡記ではユーザー間での交流『タイマン』が盛んである。 「タイマン」と聞くとあまり良いイメージを受けないかもしれないがこれは、一対一の真剣勝負、自分の経験と腕だけを頼りに勝負するもので、他オンラインゲームの『多人数乱戦』とは正反対のシステムである。この『タイマン』は住民が作り出したある種の習慣であり、これを極めれば自分の名もユーザー間に知れ渡る。「タイマン」の作法は細かく決まっていて、始める時には合図射撃をしてから始める、あまり距離をとって戦ってはいけない、等がある。
[編集] 地形説明
[編集] 草原
- 緑色の土地。
- 一般的に平地と呼ばれ障害物が全く無いので、タイマンにも乱戦にも向いている。
相手と距離を空けて戦うことも、距離を一気に詰めることも可能。
[編集] 砂漠
- 黄土色の土地。
- 草原と特徴はほぼ同じだが、砂漠の方にはピラミッドとオアシスがあり、草原とは一味違った戦いができる。
[編集] 空港
- コンクリートの土地。
- 滑走路と飛行機が置いてある為、相手と距離をとろうとするとすぐに引っ掛かって動けなくなってしまう。
[編集] 雪原
- 白色の雪の土地。始島北東部にある。
- 木が多い為になかなか思い通りの攻撃がしにくく、逆に木で視界がさえぎられて弾をうけやすくなる場所でもある。また、戦車の色を白にしておくとカモフラージュ効果が期待できる。
[編集] 港町・市街地
- 町をイメージして作られた土地。(コンクリート)
- 街路樹や大小様々な障害物、そして船着場を有する。物陰から相手が飛び出す前に攻撃するのが有効。船着場は袋小路なのでなるべく入らないほうがいい。
[編集] 森林
- 深緑色の森の土地。諸島南西部にある。
- 雪原と同様木が多いが、周囲の色が暗めなので相手の戦車の色が明るいと狙いやすい。木がどうしても苦手なら、なるべく木の少ないスポットを探そう。
[編集] 安全地帯
- 桃色の土地。
- 攻撃ができない場所で、外から撃った弾もここには入れないうえ、回復もできない。そのため安全地帯の際で回復している人がたくさんいる。できれば戦わないことを薦める。通称、安置。
[編集] 離島
- 諸島にある周囲から切り離された土地。
- 言うなればコロシアムである。逃げ場はどこにもないので、回復技術が上手くないと恐らくすぐにやられるが、しかし人がそこに集中することは少ない。
[編集] アミダ橋(細長い地形について)
- 諸島にあるアミダくじのような橋。
- 砲台を動かしては動きにくいが慣れるはず。狭いので広い弾幕よりは狭めの弾幕を撃つとよく当たる。
[編集] 孤島(ザビエル島タイプ)
- 広めの障害物の多い地形で新島にある。
- 常に乱戦が予想され、逃げ場は細い橋が東西に2本ずつあるだけで非常に狙われやすい。上手く戦うには押しと引きのタイミング、そして橋はなるべく通らないようにすることが重要。
[編集] 孤島(のび島タイプ)
- 狭めの障害物の少ない地形で始島にある。
ザビエル島タイプと同様乱戦が予想される。基本的には上記の戦い方でも構わないが、一対一の場合には砲台と自機の動きをコンパクトにまとめる必要がある。
[編集] 迷路
- 砂漠より濃い色の迷路のような土地。始島東部にある。
- 迷うことはまず無いが、迷路の全体像がつかめていないと行き止まりに追い込まれる。瀕死の戦車の格好の逃げ場となりやすい。上手く戦うには常に弾を撒き散らし短期決戦を避ける方法や、ワイヤーフレーム表示にして相手の位置を掴むなどがある。
[編集] フリー版
[編集] 基本ルール
自分の好きな島に入って、戦闘を行うのが目的。 攻撃すれば誰にでも弾が当たる。一発当たるごとに100点が加算され、相手を倒すと2000点が加算される。相手の弾を一発受けるごとに5%損傷率が増加し、100%に達するとゲームオーバーとなり、開始時の画面に戻る。安全地帯から出ている上でチャット以外何も操作していなければ0,5秒毎に約1%ずつ損傷率が減少する。開始後一定時間は相手の弾を受けても損傷率は増えない。 フリーで生活する人は様々で、最強の道を目指す者もいれば、チャットを楽しんだり相手を煽って楽しむ者、チャットを荒らす者、ただ逃げ回る者、得点を稼ぐ者、など色んな人達が互いに目標をもってゲームをしている。
[編集] 最強の軍団
[編集] 基本ルール
操作は基本的にフリーと同じだが、こちらは撃てる弾が4発までだったり、自動回復が無かったり、味方に弾が当たらない、などの違いがいくつもある。 またユーザー登録制でもあり、自分の好きな軍を作ったり入ったりもできる。 軍に入った後は島に入って戦闘を行う。自分を同じ軍の相手は味方、それ以外は敵である。 最終的に累計の得点が高かった軍や人が、ランキングに掲載される。
[編集] ランキング
じゃが島興亡記(フリー)とは違い「軍のランキング」と「月別最強軍団」が存在する。 「月別最強軍団」とは一定期間内に稼いだ得点が多い軍の1位から10位まで記録される。 2002年の4月からのプレ大会(2002年2月~2002年3月)から第十二回大会(2004年10月~2004年12月)まで繰り返し行われている。 なお大会が終るごとに軍団の得点は消去される。
[編集] マナーの低下
最強の軍団は一回目の閉鎖から徐々にマナーが低下し、治安が悪くなっている。 原因は2ちゃんねるからのユーザ流入やプレイヤーの低年齢化、チート防止のフォーカス機能解除、 本掲示板の閉鎖などでプレイヤー同士の統制など出来なくなったことが関係していると思われる そのため古参プレイヤーが減っていきこのマナーの低下に歯止めがきかなくなり、 チーターの進出もありじゃがの荒廃が進む。そして遂に2006年5月1日「最強の軍団」が閉鎖された。
[編集] 最強の軍団閉鎖
2003年後期から最強の軍団でチーターが異常発生するようになり管理人つの氏が最強の軍団を一時的に閉鎖することを決断、 ならび個人ランキングの得点をリセット(2003年12月までの個人ランキングは保存されている)、 2003年12月31日に閉鎖を決定、予定日より数日遅れて閉鎖された。 閉鎖後管理人つの氏に最強の軍団復活を願うメールなどが多数送られ、2004年4月未明、最強の軍団は復活した。
[編集] 最強の軍団終了
そして2006年5月1日、約5年続いた最強の軍団は終了した。 最後の大会となった第20回大会で一位になった軍は「Good-bye days」だった。
[編集] 表記・読みの誤解
[編集] 「じゃが島興亡記」
- じゃが島興亡記を省略して「じゃが」と言う人がいるが、実際は「じゃが島」である。
- じゃが島興亡記をじゃが島興亡期と表記する人がいるが、記が正しい。
- じゃが島興亡記の島を何と読むかについても、「しま」と読む人のほうが多いが、「とう」が正しい読みであり、自然である。つまり、 じゃがしま という読みは間違い。
[編集] 各島の呼び名
読み候補のごく一部を取り上げたもので全部ではない。
- 始島
- しとう
- はじめしま(じま)
- 諸島
- しょとう (一般)
- 新島
- しんとう
- しんしま(じま)
- にいしま(じま)
- 角島
- つのしま(じま) (=管理人のつのが語源説)
- かくしま(じま)
- かくとう (=格闘)
- 茶島
- ちゃしま(じま)
- ちゃとう (=チャットのもじり)