にいはま納涼花火大会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
にいはま納涼花火大会は、愛媛県新居浜市で毎年7月最終金曜日に行われる花火大会。
市内中心部を流れる国領川の河川敷を舞台に四国最大級 約5000発の花火が1時間半にわたって夜空を彩る。会場付近に架かる敷島橋を中心に周辺は車両通行禁止となり約7万人の観客で埋め尽くされ、また露店も多数出て賑わう。市内を中心とした多くの事業所がスポンサーとなるだけでなく、新しい取り組みとして個人的な記念などを祝った花火の打ち上げも行っている。
目玉は終盤の400メートルに及ぶナイアガラの滝。周囲を明るく照らす光のカーテンに観客が歓喜の声を上げ拍手が巻き起こる。また締め括りは、大小さまざまの花火が祭の終了を惜しむかのように休むことなく打ち上げられ、風の弱い時は漂う煙で遮られながらもその煙を突き破るように炸裂し閃光を放ち、轟音が市内に響きわたる。その腹の底まで震わせるような響きは太鼓台を間近で見ているような感覚があり、太鼓好きの新居浜市民の心を躍らせる。