ひるね
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ひるねは、バンド『たま』のメジャー2ndアルバム。
[編集] 解説
『たま』のメジャー2ndアルバム。 フランスとイギリスで録音された「たま」セカンドアルバム。イラストは石川浩司。シングルになった「夕暮れ時のさびしさに」収録。代表曲揃いの前作に比べ、こちらは少々”たま通”好みの選曲と言える。
オリコンチャート最高5位。
[編集] 収録曲
- 牛小屋
(作詞・作曲:柳原幼一郎)- 牛小屋は、柳原が生まれて初めて人前で演奏した曲である。ちなみに、「よんよこよんよんよんよんよ~ん」と言うかけ声は、なぜ歌詞カードに掲載されていないかと言うと、「よん」は数字の四を連想させる。四といえば四足歩行の動物、ブタ、羊など連想させる。この動物は家畜であり、ひどい扱いを受け馬鹿にされる。よって差別用語となり歌詞カードには掲載されないとされる。
- 夕暮れ時のさびしさに
(作詞・作曲:知久寿焼)- 沖縄風のメロディを取り入れた曲。さよなら人類の次にヒットした曲である。
- 海にうつる月
(作詞・作曲:滝本晃司)- 滝本作品の中で最も売れた曲。
- 家族
(作詞・作曲:石川浩司)- パパやママなどいろんな家族が自分に世話を焼くといった曲。静かなピアノのイントロで始まり、後半部では迫力ある盛り上がりを見せる、変わった曲。
- お経
(作詞・作曲:柳原幼一郎)- 知久と柳原のギターのハモリが綺麗にまとまっているイントロではじまる。メロディーは明るいが、歌詞はダークである。
- 金魚鉢
(作詞・作曲:知久寿焼)- この曲は最初、明るい曲でノリノリだった。(復刻版『しおしお』のボーナストラック『金魚鉢』参照)
- オリオンビールの唄
(作詞・作曲:柳原幼一郎)- 『ワルツをおぼえて』とこの『オリオンビールの唄』は、パリつながりである。
- また、タイトルからも分かる様にオリオンビールのCMソングに起用される話もあったが、諸事情で実現しなかった。
- 『ワルツをおぼえて』とこの『オリオンビールの唄』は、パリつながりである。
- かなしいずぼん
(作詞・作曲:知久寿焼)- 非常にダークな曲。幼稚園が聞いたら泣く(石川談)ぐらいダーク。途中、アドリヴで石川浩司大家の苦情が入る。
- 月夜の病院
(作詞・作曲:知久寿焼)- シンプルで誰でも聞きやすい曲となっている。だが、これも歌詞がちょっとダーク。
- ウララ
(作詞・作曲:石川浩司)- イントロは暗い感じだが、一気に明るくなる。
- むし
(作詞・作曲:滝本晃司)- この曲の主なギターのパートはアルペッジオ。それも加わり美しく、幻想的な曲となっている。
- マリンバ
(作詞・作曲:柳原幼一郎)- 柳原特有の明るい曲。ギターソロが多く、聞きやすいサウンドになっている。
- 鐘の歌
(作詞・作曲:知久寿焼)- よく、たまのライブで最終曲目となる。