よろずや
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よろずや とは、多様な商品を扱っている商店の総称。
[編集] 概要
「よろず」とは万と書き、あらゆるもの、という意味。要するに「なんでも屋」である。規模はごく小さく、街角にちょんとあるが、中には様々な生活用品が売られている、といった店である。沖縄ではマチヤーと呼ばれる。 今日のコンビニエンスストアの前身とも言える。
「よろずや」と呼ばれる店は、主に田舎(地方)に多い。人口の少ない地域では、需要がないため専門店(食料品、日用雑貨)が成立しづらい状況にある。そのためよろずやが重宝されたのである。ごく小さなスーパーマーケットのような作りの場合もあるが、酒屋がその他の商品を置いている場合、駄菓子屋が他の商品も扱う場合などもあった。田舎の場合、生鮮食料品から文房具まで、という本当に何でも屋があることもあるが、小都市では日用雑貨のみ、といった幅の狭い万屋の例が多かった。
[編集] 近年
地方都市の近郊では、交通の便が発達したこともあって、駐車場を持つコンビニエンスストアにとって代わられつつある。また、よろずや自身がコンビニエンスストアに衣替えすることも多い。しかし、もっと田舎の僻地では、それなりにがんばっているところもある。しかしながら、極端に田舎の僻地では、過疎のために店が成立しなくなった例もある。