アラスカン・マラミュート
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アラスカン・マラミュートはイヌの一品種で、超大型犬に分類される。
[編集] 概要
- アラスカ北西部のツンドラ地帯で暮らすエスキモー族のもと、トナカイの遊牧やそりの牽引を業としていた。
- ハスキー犬と比べると、全体的に丸みを帯びた容姿をしており、しっかりした骨格と筋肉質で強靭な身体を有する。やや小さめの立ち耳、巻き尾、茶色の目を持つ。成犬の体重は牝46キログラム前後、牡55キログラム前後になる。体高は牝58センチメートル前後、牡63センチメートル前後になる。被毛は硬い手触りのダブルコート。毛色は明るいグレーから黒までの色合いで白のマーキングがはいる。
[編集] 特性
- 温厚で忠実な性格で、集団性に富み、家族思いであるため、子供や高齢者とも仲良くなれる。
- 信頼関係が崩れたり、過度に甘やかしたりすると、飼い主よりも上に立とうとするので子犬の頃からのしっかりとしたしつけと信頼関係が重要。
- 硬い体毛に覆われた強靭な肉体は、多少の事ではダメージとならない。自身が頑丈であるためか、若干乱暴な動き (障害物を無視して猛烈に走り、衝突する等) をすることもある。
- 極寒に耐えうる分厚い毛を有するため夏の暑さに非常に弱い。
- 長時間の激しい作業(そりの牽引による人や生業資材の運搬など)に耐えうる頑丈な骨格・筋肉質の身体・体力・持久力をもつ。
[編集] 関連項目
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