アルニラム
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アルニラム(Alnilam)はオリオン座のε星で学名はε Orionis(略称はε Ori)。オリオンの三つ星の中央にある恒星。はくちょう座α型の脈動変光星であり、1.68等星~1.71等星の範囲を変光する。但し変光範囲が小さいので眼視観測では光度変化はわからない。オリオン大星雲から生まれた恒星であり、距離は1300光年、可視光での明るさは太陽の3万倍。スペクトル型はB0Ⅰaeの青色超巨星である。
この星の名の由来はアラビア語で「真珠の帯」という意味のアル・ニタム(Al Nitham、Al Nathm)を語源としている。元々三つ星の総称がアルニラムだった。
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