アルピナ・B8
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アルピナ・B8(ビーエイト)は、ドイツの自動車メーカーアルピナが製造していたセダン、ステーションワゴン、クーペまたはオープンタイプの高級車である。
B8はB3と同様にBMW・3シリーズをベースとしたチューニングカーであるが、B3よりも排気量の大きく、本来3シリーズには設定されていないV8エンジンを搭載しているのが特徴である。
ボディそのものは3シリーズと共通であり、BMWのエンブレムも付くが、パワートレインはチューンされ、大きく「ALPINA」の文字が書かれたエアロパーツやボディ側面のデコラインが3シリーズとは別物であることを示している。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(1995年-1998年)
BMW・3シリーズ(E36)をベースとするB8は1995年に発売、日本にはセダンの「B8-4.6」「B8-4.0」、クーペの「B8-4.6 Coupe」「B8-4.0 Coupe」、ステーションワゴンの「B8-4.6 Touring」、カブリオレの「B8-4.6 Cabrio」が導入された。
1997年、セダンのモデル名の後ろに「Limousine」が付き、「B8-4.6 Limousine」「B8-4.0 Limousine」となる。
1998年、生産終了。
[編集] 特徴・機構
- 日本での価格は995-1319万円。左ハンドル仕様のみの展開である。
- エンジンは5シリーズと共通の4.0Lまたは4.6LのV8エンジンであり、これにゲトラグ製の6速MTが組み合わせられている。
- B8以外で3シリーズのボディにV8エンジンが搭載されたのはBMW・M3の「M3-GTR」だけであり、量産車では唯一である。
[編集] 主なモデル
- B8-4.6(1995年-1997年)/B8-4.6 Limousine(1997年-1998年)
- B8-4.6 Coupe/B8-4.6 Touring/B8-4.6 Cabrio(1995年-1998年)
- B8-4.0(1995年-1997年)/B8-4.0 Limousine(1997年-1998年)
- B8-4.0 Coupe(1995年-1998年)
[編集] 競合車種
- BMW・M3
- メルセデス・ベンツ Cクラス(C55 AMG/C55 AMG ステーションワゴン)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ALPINAニコル・オートモビルズによる公式サイト
- ニコル・オートモビルズ