アンドレス・マヌエル・デル・リオ
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アンドレス・マヌエル・デル・リオ(Andrés Manuel Del Río、1764年11月10日—1849年3月23日) はスペイン生まれで生涯の大半をメキシコで送った化学者(鉱物学者)である。1821年メキシコは独立し、デル・リオはメキシコに帰化した。バナジウムの発見者とされる。
マドリードで生まれ、ドイツのフライベルクなどで学んだ後、1794年にメキシコに派遣されてメキシコ鉱山学校で約50年間にわたって鉱物学、フランス語、スペイン語を教えた。1801年メキシコ産の鉱石からバナジウムを発見し、エリスロニウムと命名したが、発表の前にクロム化合物ではないかと指摘をうけ、発表を撤回した。1830年スウェーデンのニルス・ガブリエル・セフストレームによってバナジウムが再発見された後に、デル・リオの発見した元素がバナジウムであったことが確認された。