アーウィン
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アーウィン (A-wing, 英語:Arwing) は、任天堂のテレビゲームスターフォックスシリーズに登場する架空の戦闘機。
雇われ遊撃隊「スターフォックス」の主力戦闘機で超高性能全領域戦闘機の肩書きを持つ。
上から機体を見るとアルファベットのAに見えることからその名の由来になった。白い胴体と翼に青い主翼の付け根が鮮やかなコントラストになっている。
[編集] 性能
コクピットの両側にG-ディフューザーシステムを搭載しており、交互に反重力を発生させ空中に浮く。 加えて、プラズマエンジン「NTD-FX壱型」の高出力で素晴らしい加速性能を誇る。更にレーザー砲塔を機首と主翼の付け根に装備し、スマートボムを最大で9発まで搭載できる。しかしレーザー砲はエネルギー消費の関係で、機首か主翼の付け根かのどちらからかしか発射できない。主翼が両方、または片方でも破損してしまうと、シングルレーザーしか発射できなくなる上に運動性能も格段に落ちてしまう。
また、強力なシールドを備え、敵の攻撃による被弾でシールドが減衰してもシルバーリング、ハイパーリングやゴールドリングで回複できる。これらは母艦グレートフォックスからも投下されるが、殆どは敵を倒した場合や小惑星、建物を破壊した場合に出現する。レーザーを強化するアイテムも同様である。
シールドの他にもロールをする事で機体の周囲にエネルギーバリアを展開し敵の攻撃を(光学兵器に限定されるが)弾くことが出来、連続して行える「ローリング」と言う防御方法がある。 尚、漫画「スターフォックスさらば愛しのファルコ」では、このローリング直後の一時的な出力低下と高速回転により周囲の状況を見失ってしまうのがアーウィン唯一の弱点とされている。
これらの非常にハイスペックな装備によってアーウィンはライラット系において最強の戦闘機と呼べるほどの能力を与えられている。 そのスタイルは作品を追うに連れ変化し、スターフォックスアサルトでは非常にスタイリッシュにまとめられている。
また、F-ZEROマシンにもG-ディフューザーシステムが搭載されている。
[編集] 設計元
この戦闘機はスペース・ダイナミクス社(代表取締役社長:ヤル・デ・ポン)に製造されており、 プロトタイプはコーネリア軍のスターフォックス64時点での主力戦闘機「コーネリアファイター」である。 このコーネリアファイターは、アーウィンに比べて起伏の少ない外観で白い翼と緑の胴体を持つ。アンドルフ軍の戦闘機よりも性能が低く、レーザーも隊長機以外はシングルレーザーでアーウィンに見劣りする点が多い。因みに、隊長機にはフォックスの旧友ビルが乗っている。スターフォックスコマンドではツインレーザーにマイナーチェンジされ第二次世界大戦中のイギリスの戦闘機スピットファイアに微妙ではあるが似ている