インビザライン
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インビザラインはマウスピース矯正の一つ。着脱可能な透明のマウスピースを用いて矯正を行う方法である。すべての症例に適応する方法ではなく、またこれのみでフィニッシュできる症例もあるが最終的にはブラケットをつける場合もあり固定式の装置をつける期間の短縮をする目的で使われる事も多い。1997年にアメリカのアライン社が開発した。
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[編集] 使用方法
厚さ0.5mm程度の透明なマウスピースを一日20時間以上口腔内に装着をする。2週間ごとに新しいマウスピース(アライナー)に交換していく。治療期間によりアライナーをいくつも交換する。
[編集] 利点
- 食事中には矯正器具を外して自由に食事をする事ができる。
- 器具を外して清掃できるため口腔内を清潔に保ちやすい
- 器具が透明なため審美的に優れる
- アライナーを利用して矯正と同時にホワイトニングを行うことができる
[編集] アライナーの作製方法
一つのアライナーで0.25mm歯を動かすことができる。印象の状態でアメリカにある技工所に送る。コンピューター上にて歯が理想的な位置に動かし 0.25mm動かす毎にアライナーを一つ作製。歯を動かす量により20~40個のアライナーを初回に一度に作製する。
[編集] 他のマウスピース矯正との違い・特徴
- クリアアライナー、エシックスなどと比較して、コンピューター上で歯を動かし製作するため、治療期間が正確に計算できる。
- 他の方法はアライナーを作製するごとに印象が必要だが、インビザラインは初回の印象で一度にすべてのアライナーを作製する。
- クリアアライナー、エシックスは1つのアライナーで1mm歯を移動させるがインビザラインは0.25mmを1つのアライナーで動かす
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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