エトーシャ塩湖
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エトーシャ塩湖はナミビアの北部にある塩湖。 大きさは東西120km、南北60km、面積約6000km²。流れ出る川のない塩湖で、塩湖とその周辺はエトーシャ国立公園になっている。
湖の南側に広がるモパニの林には象が生息している。モパネ(モパニ)の木はアフリカ中南部では広く見られ、その木に住み着くパニという蛾の幼虫は現地の人の重要なタンパク源になっている。
エトーシャ塩湖はヨーロッパ人としてはチャールズ・アンダーソンとフランシス・ガルトンが1851年に初めて探検した。
かつては、今日のクネネ川が水源であったと考えられているが、地殻変動によってクネネ川の流れが変わり、エトーシャ塩湖に流れ込まなくなり湖は徐々に干上がった。
現在は北東からエクマ川が流れ込むが、水量は少なくほぼ1年中干上がっている。ただし、雨期の数ヶ月間は約10cmの深さの水が張り藻が繁殖し何千羽ものフラミンゴが飛来する。
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