オガライト
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オガライトとは、オガクズを固めて造った棒状の木質系固形燃料のこと。
[編集] 概要
- 1950年代に製造が開始され全国的に普及、主に薪の代わりに風呂の燃料として用いられたが、住宅事情の変化により1970年代以降、市場は急速に縮小した。
- 形状は、長さ30~50cm、太さ10cm程度の棒状で、断面は丸もしくは六角形。中心部に1cm程度の穴が空いている。圧縮成型して製造するため、外見は濃茶色となっている。
- 燃料店やホームセンターなどで、1本30~50円程度で販売されている。
[編集] 用途
- 着火性は良くないが、火持ちがよく火力が強いので、五右衛門風呂の燃料などとして用いられた。ビニールハウスの暖房用の燃料にも用いられる。
[編集] 加工
- オガライトを炭化したものをオガ炭と呼ぶ。均質で火持ちが良く煙が少ないことから、焼肉店などで用いられるようになった。