ガズィアンテプ
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ガズィアンテプ(Gaziantep, ガジアンテプとも)はトルコ共和国南東部の都市。ガズィアンテプ県の県都。2000年の人口は853,513人。
かつてはアインタブ(Aintab)、アンテプ(Antep)と呼ばれていた。祖国解放戦争における住民の勇敢な戦いぶりを記念し、1921年、トルコ政府より、「戦士」を意味するガズィ(Gazi)の称号が町の名前に冠された。
古くはヒッタイトの都市であった。シリア地方との交易の中継地として栄えたが、ペルシア、ローマ帝国、ビザンティン帝国、アルメニア王国、十字軍、オスマン帝国などさまざまな勢力の支配を経験した。
第一次世界大戦の後、オスマン帝国の解体にともなって、フランス軍が進駐したが、1923年のローザンヌ条約によって正式にトルコに返還された。