グンター・フォン・ハーゲンス
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グンター・フォン・ハーゲンス(Gunther von Hagens, 1945年1月10日 - )はポーランド出身の解剖学者。生まれたときの苗字は、リープヒェンである。(ハーゲンは前妻の姓。)父親はナチスのゲルハルト・リープヒェン。幼少の頃、半年ほど病気で入院したことがきっかけで医学に興味をもつ。1965年、イエナ大学において医学の勉強を始める。その後政治活動により逮捕されるが、1970年に西ドイツへと亡命し、医学の研究を続け、ハイデルベルグ大学より博士号を授与される。画期的な人体保存法プラスティネーションの開発者でもある。
また、プラスティネーションの技術を使って保存した献体を使用し、『BODY WORLD』という展示会を世界各国で開催。 献体にバスケットボールをするポーズをとらせたり、妊婦の解剖献体を展示するなど、物議を巻き起こしている。
2002年にはイギリスのチャンネル4にて“Anatomy for Beginners”という人体解剖のライブ講義を放送。スタジオに集められた学生やドナー登録者の目の前で、人体を解剖してみせた。日本語版は人体解剖マニュアル。