ケンダー
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ケンダー(英語 kender)はアドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズの小説・ドラゴンランスシリーズに登場する小人族。非常に好奇心旺盛で、何でも目についた物を盗まずにはいられない、気がつくと盗んでいるという習癖を持つ。また、魔法によるものも含めて、恐怖に対する免疫を持っている。
[編集] 創作の経緯
ドラゴンランスの企画が立ち上がった際、AD&D の通常のハーフリングに代わるクリン独自の小人族を登場させることになったが、その際トレイシー・ヒックマンが「盗賊の種族」という概念に反対したため、欲望からではなく好奇心から物を盗む種族としてデザインされた。その後、『ドラゴンランス戦記』やロジャー・E・ムーアの短編「投げられた石」において設定の掘り下げが行われた。