コネ
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コネとは、主観的な気質によって形成された人間関係を指す用語。
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[編集] 由来
元となった英単語は「Connection」。この直訳は「接続/関係」だが、省略されると独自の意味を有した言葉として用いられる事が多い。逆に通常の会話の中で、省略せずに「コネクション」と言った場合は直訳の意味で用いられる事が多く、本項とはやや意味合いを異にする。
[編集] 意味
決定権を有する者の主観或いは独断によって、考慮される必要の無い要素が任意の意思決定に導入され、その結果、第三者の視点からは客観性と公平性を欠く結論が導き出される事象。具体的には、就職や商談の際に、主として血縁者や友人、及び主従といった要素が導入され、能力や経歴或いは明文化された取引条件とは無縁な結果が生じる事を指す場合が多い。
[編集] 典型的な例
- 学校の成績が良くないのにも関わらず、縁者が大企業の重役であるという理由で就職活動が有利になる場合。
- 能力や経験が無いのにも関わらず、縁者が特定の分野で業績を上げているという理由でその分野に参入/従事できる場合。特に歌手、俳優、映画監督といったエンタテインメントの分野では、その過程が世間の耳目を集め、批判の対象となる事も多い。
[編集] 関連項目
- カタカナ略語一覧
- 親の七光り