コンバット越前
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コンバット越前(こんばっとえちぜん)は、セガサターン用ガンシューティングゲーム、『デスクリムゾン』の主人公キャラクター(のコードネーム)。本名は越前康介(えちぜん こうすけ)だが、コードネームに何故姓を使っているかは不明である。
身長181cm、体重:70kg。血液型はO型。年齢は29歳とされているが、生年月日は1966年5月5日なので、実際のゲーム発売時点(1996年8月9日)では既に30歳になっている。
冒険心が旺盛な一匹狼(抑えてはいるらしいが)。正義感及び勇気は「平均以上」。女性の扱いは苦手。好きな食べ物は焼きビーフン。
過去にマルマラ軍の傭兵を経験する。1986年、敗走中に遺跡を発見し、謎の銃「クリムゾン」を入手する。その後帰国し医者となるが、1996年ヨーロッパでKOT症候群という病気が流行した際、10年前の記憶から「突き動かされるもの」を感じ、因果関係を確かめるために渡欧。最初に訪れた街サロニカで、クリムゾンを手に魔物と戦うことになる。「ふとしたことから」友情をかわしたアッシム氏との詳細は不明。
ゲーム中に登場するCGでは左手の先が細く、左右の足の長さが違う。
「上から来るぞ!気をつけろぉ!」「何だこの階段は?」など、前後関係が不明で唐突に発せられるセリフが多い。上から来るといいながら階段を上がったり、階段に疑問を持ちながら既にその階段を降下していたりと言動が一致しない。特に「せっかくだから、俺はこの赤の扉を選ぶぜ」は、赤い(実際には赤くない)扉を選ぶ理由が全く不明であることから話題となり、脈絡もなく「せっかくだから」の語を用いる行為がインターネット上の一部で流行した。
声優は、そのあまりにも甲高く特徴的な声からエコールソフトウェアの社員ではないかと言われていたが、後にプロの声優せいじろうが演じていた事が公表される。せいじろうは、越前以外にもナレーション、ダニー、グレッグ、SE等ゲーム中のボイスをすべて1人で担当していた。
1999年に発売された続編作『デスクリムゾン2 ~メラニートの祭壇~』では、銭湯から出てきた越前の姿がジャケットに描かれている。なお、グラフィックは3DCGに手直しされている。