ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ
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ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ (The Windsor Hotel TOYA Resort & Spa) は、北海道洞爺湖町(旧虻田町)、豊浦町にある高級リゾートホテルである。警備会社セコム傘下の十勝アーバンプロパティーズ株式会社が所有しているが、運営をザ・ウィンザー・ホテルズインターナショナルに委託している。雄大な景色と高級感を売り物にし、国内外から滞在客が訪れる。
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[編集] 開業するまで
建物自体は、バブル景気の前後にリゾート開発業者カブトデコムにより建設された会員制高級ホテル(ホテルエイペックス洞爺)が前身である。バブル景気期に立てられたホテルらしく優雅で贅沢な作りを誇っており、最初から採算は取れなかった(取る見込は無かった?)という。バブル崩壊直後の1993年に開業したものの会員権が売れずたちまち不良債権化、債権主の北海道拓殖銀行を巻き込みながら1998年には営業休止に追い込まれた。長らく「綺麗な廃墟」として異観を放っていたが、2002年には引受先が現れ、ようやく営業にこぎつけた。開業にあたっては国際格式のホテルを目指すこととし、バブル期の負の遺産にありがちな「安価・廉売」のイメージとは無縁の存在となっている。
[編集] ホテルの特徴
- 1人当たりの客単価が5万円/1日を超える日本屈指の超高額リゾートホテルである
- 客室は400室を数えるが、室内からの景色が劣る客室は提供しない方針を採っているため、100室以上は常に空室になっているという
- 三つ星フレンチレストラン(日曜日の昼間は子供の食事も可能)を始めとした特徴ある10以上のレスラン・バーを誇る
- ホテルの前に専用のゴルフコース、スキーゲレンデを持つ
- 温泉地の特徴を生かした大浴場、エステ施設がある
- 敷地内にホテルマンを養成する専門学校を併設している