ジョフロワ2世・ド・ヴィルアルドゥアン
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ジョフロワ2世・ド・ヴィルアルドゥアン(Geoffroi II de Villehardouin、1195年頃 - 1246年)は、 フランス・シャンパーニュ出身の第三代アカイア公(在位: 1228年 - 1246年)。先代ジョフロワ1世・ド・ヴィルアルドゥアンの長子。
父ジョフロワの十字軍出発前の1195年頃、シャンパーニュにて生まれる。1210年、父のペロポニソス半島征服が一段落した頃に母イザベルと共に半島に来訪・移住。1217年にはラテン帝国皇帝ピエール・ド・クルトネーの娘アニェスと結婚し、皇帝の反東ローマ・ニケア帝国戦線に参加。1236年、1238年、ヨアニス3世ドゥカス・ヴァタヅィス帝と交戦。戦功により中央ギリシアのエヴヴィア島の宗主権を与えられる。
ジョフロワ2世は子なく死去し、弟ギヨーム2世・ド・ヴィルアルドゥアンが後を継いだ。彼の時代、アカイア公国は安定と繁栄の時代を過ごし、次代ギヨーム2世の発展を準備した。
(本項目のギリシア語固有名詞表記は中世ギリシア語の発音に依拠した。古典式慣例表記については各リンク先の項目を参照)
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