スカタライツ
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スカタライツ(The Skatalites)は、スカの流行に大きな役割を果たした、ジャマイカの音楽グループである。
1963年、音楽プロデューサー、コクソン・ドッドが、自らのレーベル「スタジオ・ワン」のハウスバンドとして集めたのが始まり。ジャッキー・ミットゥ、ドン・ドラモンド、ローランド・アルフォンソ、トミー・マクックらを中心に、年齢を超えた、腕利きのジャズ演奏家たちで構成された。
彼らは、「ガンズ・オブ・ナバロンGuns of navarone」を含む彼らの最もよく知られている歌の多くは、1964年と1965年の間に録音された。
トロンボーン奏者のドン・ドラモンドのアレンジによる「マン・イン・ザ・ストリートMan In The Street」がUKのトップ10に入った。
1965年1月1日、ドン・ドラモンドがガールフレンドの殺人によって投獄される。そしてその年の8月、スカタライツは最後のショーを行っている。ドン・ドラモンドは、1969年5月6日、37歳で死亡する。
解散後、ローランド・アルフォンソとジャッキー・ミットゥはスタジオ・ワンに残りソウル・ブラザーズを結成。トミー・マクックはデューク・リードの下へ移りスーパー・ソニックスを結成する。共に多くのロックステディのアーティストのバックを務めた。
1980年代、ジャマイカ島外に移住していたオリジナルメンバーらを中心に再結成される。1989年4月に初来日。2002年には世界ツアーを行なっている。