スタナー
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スタナーは、プロレスで用いられる技の名称である。WWEなどで活躍しているプロレスラー、ストーン・コールド・スティーブ・オースチンの必殺技として有名である。通称「SC(ストーンコールド)スタナー」。
[編集] 技の概要
対戦相手の下腹部、または股間に蹴りをいれ、悶絶状態の相手のあごを自分の肩口に固定し、そのまま尻餅をつく。これにより相手のあごを砕き、むち打ちや脳震盪の状態にする事ができる。
単純で見た目も地味な技ではあるが、威力は非常に高い。(アメリカではプロレスごっこ中この技をまねたことによる死亡事故も起きている。)また、この技は受ける側の技量によって非常に美しく見せることの出来る技でもあり、そういった意味では非常に「プロレス的」であるとも言える。
技の原型は全日本プロレスで活躍していたジョニー・エース(現WWE副社長)の得意技「エース・クラッシャー」であり、引退後WWEのフロント入りしたエースにオースチンが直接指導を受け、さらに自分が得意としていた技「スタンガン」の相手の首をロープに打ち付けるという技のコンセプトを加えて改良し完成した。
日本では逆輸入する形でDDTプロレスリングの高木三四郎が三四郎スタナーと称して使用している。
[編集] 派生技
- 大阪御堂筋スタナー
- スペル・デルフィンの得意技。リバース・ブレーンバスターで相手を自らの背後に投げ、着地したところにスタナーを仕掛ける。
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