スティクス
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スティクス (Styx) は、1972年にデビューしたアメリカのロック・バンド。日本ではアメリカン・プログレ・ハードなどのジャンルに括られることが多い。
デビュー当初のサウンドはプログレッシブ・ロックの色彩が強く、長大な楽曲も多く制作していたが、時代の流れの中で音楽性は徐々に変化。よりコンパクトでポップな作風へと変わり、結果的にはそれが成功へと繋がっていく。
1977年発表のアルバム『The Grand Illusion(大いなる幻影)』が全米トップ10入りの本格的なヒットとなり、彼らの人気に火が点いた。それ以降は、1979年『Cornerstone』、1981年『Paradise Theater』、1983年『Kilroy Was Here(ミスター・ロボット)』などの大ヒットを連発した。シングルでも全米1位獲得の「Babe」を始め、「Lady(憧れのレディ)」や「The Best Of Times」、そして日本語のサビが印象的な「Mr. Roboto」など数々のヒット曲を世に送り出してきた。
しかし、その後はメンバー間の対立や音楽性の違いなどもあり、バンド活動は停滞する。90年代に入って再結成され、シングル「Show Me The Way」(1990年)が全米3位を獲得するなど相変わらずヒットを飛ばすが、メンバー・チェンジなどを繰り返し、不安定な状態での活動が続いている。
[編集] オリジナル・アルバム
- 1972 Styx
- 1973 The Serpent Is Rising (全米192位)
- 1973 Styx II (全米20位)
- 1974 Man Of Miracles (全米154位)
- 1975 Equinox (全米58位)
- 1976 Crystal Ball (全米66位)
- 1977 The Grand Illusion (全米6位)
- 1978 Piece Of Eight (全米6位)
- 1979 Cornerstone (全米2位)
- 1981 Paradise Theater (全米1位)
- 1983 Kilroy Was Here (全米3位)
- 1990 Edge Of The Century (全米63位)
- 1999 Brave New World (全米175位)
- 2003 Cyclorama (全米127位)
- 2005 Big Bang Theory
[編集] ライブ・アルバム
- 1984 Caught In The Act (全米31位)
- 1997 Return To Paradise (全米139位)
- 2000 Arch Allies:Live At Riverport
- 2001 Styxworld Live 2001
- 2002 At The River's Edge - Live In St. Louis
- 2003 21st Century Live