スプリット盤
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スプリット盤(すぷりっとばん)とは、2~3のアーティスト/グループの音源を収めたレコードのことである。特にシングルの場合はスプリット・シングル、アルバムの場合はスプリット・アルバムと呼び、以下EP等も同様である。さらに参加しているのが3組の場合スリー・ウェイ・スプリット、4組の場合フォー・ウェイ・スプリットなどとも呼ぶ。
オムニバスが通常1組辺り1曲が基本的な構成なのに対し、少数のアーティスト/グループによる複数の楽曲を収録している点が異なる。また、オムニバス・シングルという概念はなく、1組辺り1曲の構成のシングルであってもスプリット・シングルと呼ぶ。
この形態は同じレコード・レーベルやレコード会社の同バンドを宣伝のために行われるケースが多く、目的としてはサンプラーに近い。例えば旧来のアナログ・レコードではA面に著名アーティストの楽曲群を収め、B面にその他のアーティストをの楽曲を収めるなどした。この手法はパンク・ロックやヘヴィメタルのバンドなどに見られやすい。