スペースガード
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スペースガード (Space Guard) とは、地球に衝突する恐れのある天体や宇宙活動の結果として宇宙空間を彷徨う宇宙ゴミ(スペースデブリ)を観測し、かつまた、追跡を行うことである。そして、それらの天体の地球衝突の回避を目指した警報の発令や、今後の宇宙活動の障害となるスペースデブリの位置を正確に予測することで、それらの危機を未然に回避するための観測計画。
[編集] 概論
本観測計画は各国で実施されており、各国は各ナショナルセンターとしての天文台や宇宙開発機関からの援助を受けて、観測所を設置し、現在観測を実施している。
日本では、岡山県苫田郡上齋原村並びに岡山県美星町に宇宙航空研究開発機構等からの支援を受けたスペースガード協会が運営する、スペースガードセンターで、光学式および電波式観測装置によって観測を行っている。光学式の場合には、主に小惑星や彗星等の軌道を求めることを目的として、広視野角を持つ望遠鏡複数台によって、観測が実施されている。電波式観測装置は、フェースドアレイレーダー技術を用いた観測装置となっており、この観測はスペースデブリの位置をつきとめることが目的である。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 日本スペースガード協会
- Spaceguard Central Node
- "Bigger Telescopes Seek Killer Asteroids" article by Michael Paine 2000 [1]
- "Asteroid False Alarm Shows Limits of Alert Systems" article by Stefan Lovgren 2004 [2]
- "Planetary Defense Systems" article by Kip Ingram [3]
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