スリーピー・ホロウ
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スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow)とはニューヨーク北部の町で語り継がれている都市伝説。
中世の歴史のないアメリカでは数少ない妖怪伝説のためよく知られている。ビッグ・フットやジャージー・デビルの明るさはないが、ゴシック的な色彩で人気が高い。
開拓時代に渡米した残虐なドイツ人騎士が殺され首を切られたが、復活し光る眼の馬に乗り、森の中で殺しの犠牲者を待っているとするもの。森が多かったニューヨーク近郊で語り継がれている。場所は特定されていないが、ニューヨーク州ウエストチェスター郡が物語の舞台となっている。この付近にはスリーピー・ホロウと名のつく地名や建物が数多く存在する。現在では1997年に「スリーピー・ホロウ」という名前になった村がある。
この伝説はワシントン・アーヴィングにより小説化され、それを元にティム・バートンが映画「スリーピー・ホロウ」を制作した。