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セクメト(セフメト)はエジプト神話に登場するライオンの頭を持つ女神で、ラーの左目から生まれた。プタハの妻であり、子供にはネフェルトゥムがいる。同じ獅子頭の女神であるバステトやテフヌトと同一視されることもあり、レトポリスやメンフィスで信仰されていた。復讐者であり、王の守護神とされる。
セクメトは人間がラーを崇めない人間を殺戮するために地上に送られたが、後悔したラーが赤いビールを造って酔わせることによりセクメトの殺戮を止めたという神話で知られている。