セレウス菌
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セレウス菌(Bacillus cereus)はBacillus属に属するグラム陽性大桿菌で芽胞を有する通性嫌気性菌で、自然界に多く存在する。酸性域では発育は悪い。食中毒の原因となる。
[編集] セレウス菌食中毒
本食中毒は調理後の食品が長時間室温で放置されると菌の異常増殖が起こり、これを摂取すると発症する。エンテロトキシンを原因毒素とする下痢型食中毒と、嘔吐毒素を原因毒素とする嘔吐型食中毒が存在し、日本での発生例の大部分は嘔吐型である。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 194頁 ISBN 4254460198
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