セレブリティ・クルーズ
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セレブリティ・クルーズ(Celebrity cruises) クルーズ会社の一つ。
1989年にギリシアのチャンドリスグループによって創業。高品質かつ独特のサービスで好評を受けたが1997年にロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCL)によって買収された。現在はRCLのワンランク上のブランドとして運営されている。
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[編集] サービスの特徴
「豪華客船に乗る金はないが、かといって大衆層レベルの船では満足的できない」というラグジュアリーとマスの間の客層をターゲットにしていて、それなりのサービスを行っている。カーニバルクルーズラインの傘下のホーランドアメリカライン(HAL)のライバルといったところなのだが、特徴的なのはランクに囚われないユニークなサービスを行っているということである。 なお、ドレスコードは若干厳格でインフォーマルとフォーマルの割合が多く、カジュアルでも上品なセンスが求められる。
- 食
- ミシェル・ルーという著名なシェフにディナーの監修をしてもらっている。このため、食事に関しては厳しい評価が多いベルリッツ・クルーズガイドでも高評価を得ている。クルーズ雑誌によるとミシェル・ルーのレストランは予約を取るのが難しいので彼の食事を食べるために船に乗る客もいるのだとか。
- 最近の船ではメインレストランのほかにもサブレストランを設けている。ミレニアムのオリンピックレストランが有名。
- ディナーは二回制、予め席が決められる。
- ソーダパッケージ
- コップを購入することによってコーラやソーダなどの炭酸系ソフトドリンクが飲み放題になるサービス。1日5ドルだが1日単位での購入は不可、1クルーズ単位での購入が条件。
- ネットワーク
- テレビといえば単純に見るだけであるがセレブリティの場合は双方向ネットワークが確立されていて、客室でリモコンを操作しながらオプショナルツアーの予約をしたり、ルームサービスの注文をしたり、レセプトをチェックしたりすることもできる。
- 船の中でもインターネットができるのはもはや当たり前だが、セレブリティは特定の場所なら無線LANを利用することによって自分のパソコンを使用してのインターネットや電子メールの送受信を行える。また、乗船前にセレプリティのホームページに個人情報を入力することによってチェックインを簡単に済ませることができる。
[編集] 船隊
センチュリー級(70606トン)
- センチュリー
- ギャラクシー(77713トン)
- マーキュリー
ミレニアム級(91000トン)
- ミレニアム
- インフィニティ
- サミット
- コンステレーション
エクスペディション級(2396トン)
- セレプリティ・エクスペディション
活動エリアは世界広域。夏はアラスカ・ヨーロッパ、冬場はカリブ海といった具合にベストシーズンなエリアを一週間からそれ以上の日程でローテーションを組んで回る。バミューダに強いのが特徴。 特異なのはセレプリティ・エクスペディションでメガシップが多い船隊の中で1万トンにも満たない彼女はガラパゴス諸島を巡るクルーズについている。
船体は白と濃紺で塗り分けられていて、他社と比較すると角ばったフォルムをしている。ファンネルの形は台形で濃紺、白地でXが強調されたデザインをしている。
[編集] 関連リンク
- ロイヤルカリビアン・インターナショナル
- クルーズ客船
[編集] 外部リンク
- セレブリティクルーズ・ホーム
- ミキ・ツーリスト(日本代理店)