ゾウガメ
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ゾウガメとは、大型の、特に甲長1mを超すリクガメ。肉食獣による捕食の危険に乏しいインド洋や太平洋などの島嶼において、互いに異なるリクガメから、独立に大型化の進化をたどったものが多い。人類の外洋島嶼への進出に伴って食料とされて絶滅したものが多く、現在ではインド洋のアルダブラゾウガメと太平洋のガラパゴスリクガメ、セイシェルゾウガメが、かろうじて生存している。長寿であり、100年以上生きる個体も多い。人類に知られている動物の最長寿記録は、絶滅したセーシェルゾウガメの最後の一頭で、推定年齢180歳以上である。また、2005年まで生存したアルダブラゾウガメのアドワイチャは、250年以上生きた可能性があり、確実な証拠はないが世界最長寿の動物だったともいわれる。現在は女性名エスメラルダと呼ばれる雄が200歳と言われている。
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