トーマスカントル
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トーマスカントル(トーマスカントールとも発音される)は、ライプツィヒ聖トーマス教会の教会音楽を取り仕切り、その付属小学校の教職にも当たり、さらにはライプツヒィ街全体の音楽監督も兼ねる役職。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハもこの職に就き、トーマス教会聖歌隊を率いて週1回礼拝でカンタータを演奏し、街のさまざまな行事にも相応しい音楽を作曲、演奏した。
[編集] 主な歴代カントル
[編集] バッハ時代
- ゼトゥス・カルヴィジウス(1594年 - 1615年)
- ヨハン・ヘルマン・シャイン(1616年 - 1630年)
- ヨハン・クーナウ(1701年 - 1722年)
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1723年 - 1750年)
- ヨハン・アダム・ヒラー(1789年 - 1800年)
- ゴットフリート・ヴァイニング(1823年 - 1842年)
[編集] 20世紀
- カール・シュトラウベ(1918年 - 1940年)
- ギュンター・ラミン(1940年 - 1956年)
- クルト・トーマス(1957年 - 1961年)
- エアハルト・マウアスベルガー(1962年 - 1971年)
- ハンス・ヨアヒム・ロッチュ(1972年 - 1991年)
- ゲオルク・クリストフ・ビラー(1992年 - )