ドメインコントローラ

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ドメインコントローラとは、ドメイン内で、ログオン認証を集中的に行うコンピュータ。認証のために、ユーザデータベースを保持し、アカウント情報を管理している。ユーザを集中管理するためにWindows NTより加わった機能である。 Windows NTではではこれらの情報をドメイン単位で管理し、複数ドメイン間でユーザー認証を一元化するには信頼関係を結ぶ必要があったが、Windows 2000からは、Active Directory(アクティブディレクトリ)が採用され、複数のドメインを階層構造により管理することが可能になった。

ドメインコントローラを構成できるのは、WindowsNT 4.0 Server、Windows2000 Server、Windows Server 2003をインストールしたコンピュータであるが、Sambaを構成したLinuxコンピュータもドメインコントローラを構成できる。

[編集] プライマリドメインコントローラーとバックアップドメインコントローラー

ドメインコントローラには、メインのプライマリドメインコントローラ(PDC)とバックアップ用のバックアップドメインコントローラ(BDC)の２種類が存在する。通常の状態では、ドメイン管理処理（ユーザーの登録、アクセス権の設定など）はPDCが担当し、BDCには定期的に管理情報が複製される。また、PDCが多くの処理を抱えている場合や、何らかの原因で停止している場合にはBDCが処理を代行する。

BDCは複数台設置する事が可能であるが、PDCの設置は各ドメインにつき1台である。