Wikipedia:ニューススタイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニューススタイルは、一番重要なことを先頭にもってくるニュース記事を書くときの慣行です。要するに、読者はまず事実を、それから些末な逸話を読みたがるということです。
ニュース記事の最初の段落はリードと言います。ニューススタイルの規則では、リードには以下の「5W」の多くを含むべきとされています。すなわち、
- Who(誰が) What(何を) When(いつ) Where(どこで) Why(どうして) したのか。
ほとんどのリードは、これらすべてを備えているわけではありません。5つとも含むと、かえってつまらない感じがするかも知れません。書ききれなかった分は次の段落に書いても問題ありません。
お気づきかもしれませんが、このあと新聞記事は他の必要な情報に入っていきます。正確にはどんな発言があったのか、何が行われたのか、関係者は他に誰か、といったことです。最後には、肝要ではない情報が来ます。面白いことに、この書き方のおかげで、編集者が入稿ぎりぎりに紙面の辻褄を合わせるとき、記事を切りつめることが出来るようにもなっています。
百科事典の記事は、紙面の制約や利用目的などの面で新聞記事とは異なっています。全ての記事がこのようなスタイルで書かれている必要はありませんが、ことに何かの事件や出来事について書く際などにはわかりやすく、読みやすい文章を書くための参考にはなるでしょう。
Wikipedia:ニューススタイルで記事を書くも参照のこと。