パラリーガル
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パラリーガル(paralegal)は、弁護士の監督の下で法律業務を遂行する人のこと。リーガルアシスタントとも呼ばれる。「パラメディカル」に倣って作られた言葉。弁護士ではないが、弁護士の側でそれに準じた業務を遂行することからこのように呼ばれる。通常は特定の資格に基づいた職種ではないが、日本では司法書士などの資格を有している者などが務めることもある。
欧米の中規模以上の法律事務所では一般的な存在であり、日本の法律事務所においても、大規模法律事務所を中心にメジャーな構成要員となりつつある。法律業務に付随する翻訳業務、書類作成業務、文献調査、資料分析などに従事することが多い。古典的な法律事務所においては、いわゆる弁護士秘書が相当する業務をもこなしている例があるが、ある程度以上の規模のある法律事務所(大手渉外事務所など)では業務の効率化のために秘書とは業務内容に一定の区別をしたパラリーガルを別途雇用する例が見られる。