ファズ (音響機器)
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ファズ (Fuzz)とは1960年代中頃に一般化した最初のエフェクターのひとつ。
特に当時のロック音楽に多く用いられ、ジミ・ヘンドリックスなどが大々的に使用したことで有名。当時の楽曲に於いては、エレクトリックベースやボーカルなどにも使用された。効果は、倍音が著しく強調され、調整によって耳に刺激的、あるいは濁った音色で、ファズ(fuzz、毛羽立った)という名前もそれに由来する。より扱いやすいオーバードライブやディストーションに主流が取って代わられるまで、多種多様な製品が発売されている。 日本においては、かまやつひろしが最初に持ちこんだギブソン社製のファズが初めてであるといわれている。なお彼は、ファズを多用するサイケデリックの代名詞ピンクフロイドが来日の際に一緒に酒を飲んでいる。