フライング・バットレス
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フライング・バットレスとは、ロマネスク時代には側廊屋根裏に隠されていたアーチを側廊屋根よりも高い位置に移して、空中にアーチを架けた飛梁をいう。このフライング・バットレスにより、身廊ヴォールトのトラスト(推力)を高い位置で受け止めることにより、身廊の天井をそれまでの建築よりさらに高くすることができるようになった。なお、強弱交互組織の柱、六分のリブ・ヴォールト、4層構成を基本としたゴシック建築を初期ゴシック建築と呼ぶ。
[編集] 参考文献
桐敷真次郎『建築学の基礎 西洋建築史』ISBN 4-320-07660-5
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