プロビデンシア島
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プロビデンシア島(Providencia)はカリブ海に浮かぶコロンビア領の火山性の山がちな島で、ニカラグアから240Kmに位置し、サンアンドレス島のすぐ北にある島である。サンアンドレス島と共にコロンビアの県の、サンアンドレス・プロビデンシア県を結成している。
1629年にイギリス人の清教徒により発見され、1631年から1635年までに540人余りの清教徒の白人が島で暮らしていた。1641年にスペインにより占領され、海賊も島に来るようになり、有名なヘンリー・モーガンも島に居た。
ニカラグアがサンアンドレス島と共に島の統治権を主張していたが、1991年にコロンビアに統治権を認めた。
島の人口は約4,500人で、中心地はプロビデンシア。ココナッツやオレンジなどの柑橘類、漁業などが島の産業である。観光産業はまだ遅れているが重要産業の一つである。
イギリス領時代の名残りで、イギリス風の建造物が残っている。島民は奴隷の子孫の黒人系が多く英語を話す。