ホテルハイタワー
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ホテルハイタワー(Hotel Hightower)は、東京ディズニーシーにあるアトラクション「タワー・オブ・テラー」のバックグラウンドストーリーに登場する架空のホテル。
[編集] 概要
- 所在地:アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市
- 開業日:1892年1月23日
- オーナー:ハリソン・ハイタワー三世
- 設計者:オスカー・キルノフスキー
- 高さ:59メートル。14階建て。(13階がなく14階としているため、実質は13階建てである)
- 施設:ボールルーム、客室、スパ、庭園など。
- 2階には「ファラオ探検家クラブ」がある。最上階はオーナーであるハリソン・ハイタワー三世の自室になっている。
[編集] 歴史
このホテルは、世界各国をめぐり、様々な文化的遺産を収集しているハリソン・ハイタワー三世によって建設された。ハリソン・ハイタワー三世はオーナーだが、実質、このホテルの主導権を握っていた。また、このホテルの建設には膨大な費用がかけられており、それに見合う収入を得ることは不可能であった。そのため、ホテルの運営にはニューヨーク市の市民の税金が使われた。よって、ハイタワー三世は自分の財産を減らすことなくホテルを運営することができた。
ハイタワー三世は「美・力・気品・卓越性」を自分自身の象徴としていたが、このホテルハイタワーはそれをすべて具現しているらしい。
1899年12月31日の夜、ハイタワー三世はこのホテルの最上階にある自分のオフィスに行くためエレベーターに乗っていたが、悲鳴と共に失踪してしまう。失踪と同時にホテルは停電をした。失踪事件の原因が判明するまで、ニューヨーク市消防署はホテルハイタワーの閉鎖を決定した。
その後、ニューヨーク市の住民はこのホテルを「タワー・オブ・テラー(恐怖のホテル)」と呼ぶようになった。このホテルはしばらく閉鎖されていたが、ニューヨーク市保存協会は「建築物の歴史的価値が高い」という理由で改修工事を行った。そして1912年、ニューヨーク市保存協会の主催によりホテル内を見学する「タワー・オブ・テラー」ツアーがスタートする。