マヌ・カチェ
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マヌ・カチェ (Manu Katché、1957年10月27日-)は、フランスのドラマー、ボーカリスト。
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[編集] 来歴
ヴァル=ド=マルヌ県生まれ。父親はアフリカ出身、母親はフランス人。7歳からピアノを習い、音楽大学でパーカッションを習得した。作曲も多く手がけているが、マヌ・カチェの真骨頂はその激しく、洗練され、かつユニークとも評されるそのドラム演奏にある。
彼の名は、1986年に発売され大ヒットしたピーター・ガブリエルのアルバム『So』のセッションに加わった事で一気に有名になった。その後は、ポップやロック音楽の分野で、アル・ディ・メオラ、ダイアー・ストレイツ、ジョー・サトリアーニ、スティング、ユッスー・ンドゥールやピーター・ガブリエルなどのミュージシャンのレコーディングやライブに数多く参加している。
2005年9月12日には2枚目のソロアルバム『Neighbourhood』を発売。そこには、そのタイトルが示す通り、ヤン・ガルバレク(サクソフォーン)、トーマス・スタンコ(トランペット)、マルチン・ポジレフスキ(ピアノ)、スラボニール・スラヴォミル・クルキェヴィッツ(ダブルベース)といった、彼の知己である錚々たるタレントが集結している。
また、ヤマハと共同で「子供向けの本格的な小型ドラム」というコンセプトのコンパクトドラム・キット「Junior Kit」[1]開発や、ジルジャン社へのドラムスティック設計アイデア提供(マニュ・カチェ・モデル)など、楽器の開発にも協力している。
[編集] ディスコグラフィ
- 1992年 It's About Time
- 2005年 ネイバーフッド - Neighbourhood
[編集] 主なセッション参加アルバム
- 1986年 So/ピーター・ガブリエル
- 1987年 ナッシング・ライク・ザ・サン - Nothing Like the Sun/スティング
- 1998年 Sixteenth Moon/宮沢和史
- 1999年 ブラン・ニュー・デイ - Brand New Day/スティング
[編集] 脚注
- ^ "JUNIOR KIT" YAMAHA Webカタログ.
[編集] 外部リンク
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