ミニチュアゲーム
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ミニチュアゲーム(en:Miniatures game, en:Miniature wargaming) は、ウォーシミュレーションゲームの一形態である。
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[編集] 概要
(この項目は英語版Wikipediaのen:Miniatures game(2005年10月27日 09:02(UTC)分)を翻訳したものです。著者:Jeffrey O. Gustafson,Everyking,Rdsmith4,Netoholic,MattDP)
ミニチュアゲームでは小形の立体模型を駒として使用し、テーブルや床の上、本格的なものでは戦場を再現したディオラマを使用する。地形を描いたボードと平面の駒を使用する通常のウォーシミュレーションゲームとはこの点で区別される場合が多い。駒の移動などの際には主に紙製や布製のテープメジャーで距離を計測する。
駒(ミニチュア、フィギュアと呼ばれる)は一定の縮尺(スケール)で統一されたものが使用される。代表的なスケールには10mm、25mm、28mmといったものがある(これは通常の大人の身長がこのサイズになる目安)。
ミニチュアゲームの販売元はルールとは別にゲームで使用する駒(金属製、プラスチック製が主流)を販売しており、通常はミニチュアゲームのプレイヤーはこれを必要数購入して、各々が組立、塗装を行いゲームで使用する。
多くのミニチュアゲームルールが存在しており、いくつかはインターネットで無償公開されている。ボード形式のウォーシミュレーションゲームは歴史上のシナリオを再現するものが一般的だが、ミニチュアゲームでも歴史上の軍勢の交戦を再現するアプローチがある一方で、ファンタジー世界の魔法使い、サイエンスフィクションの宇宙船、などといったフィクションの世界での戦闘を再現するものも多い。
ルールは縮尺により幅があり、一つの駒が一つの兵士を扱う場合もあれば、分隊、小隊、あるいはそれ以上の単位を駒としてあつかうこともある。
いくつかのミニチュアゲームは広く展開しており、特に「ゲームズワークショップ」の「ウォーハンマー:ファンタジーバトル」「ウォーハンマー40,000」、そして「指輪物語」をベースにしたミニチュアゲームが著名で、アメリカ合衆国、イギリスの大都市には「ゲームズワークショップ」の専門店も存在する。また、歴史上の戦闘を再現するミニチュアゲームの「en:De Bellis Antiquitatis(DBA)」のファンタジー版「en:Hordes of the Things」も展開されている。
[編集] 国内でのミニチュアゲームの状況
「ゲームズワークショップ」の「ウォーハンマー:ファンタジーバトル」「ウォーハンマー40,000」は数年前から日本展開を開始し、現在では専門店「ホビーセンター東京」もオープンしている。
また、WizKids社の「メイジナイト」は富士見書房が、「メックウォーリアー:ダークエイジ」はホビージャパンが国内販売を行っていた。