ミンタカ
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ミンタカ(Mintaka)はオリオン座のδ星で学名はδ Orionis(略称はδ Ori)。オリオンの三つ星の西端にある恒星。
青白色と紫色の二重星で、主星はさらにアルゴル型の食変光星である。2.20等星~2.35等星の範囲を変光するが、変光範囲が小さいので眼視観測では光度変化はわからない。オリオン大星雲から生まれた恒星で、距離は大星雲より少し近く1000光年。スペクトル型は主星がO9.5Ⅱ、伴星がB2Ⅴである。
この星の名の由来はアラビア語で「巨人の帯」という意味のアル・ミンタカ・アル・ジャウザ(Al Mintakah al Jauzah)を語源としている。また、ミンタカはほぼ天の赤道上にあるので、真東からのぼり、真西に沈む。
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