Wikipedia:メタウィキメディア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
メタウィキメディア (http://meta.wikimedia.org/) はフリーコンテントな百科事典、ウィキペディアプロジェクトを補助するためのウェブサイトで、しばしばメタ（またはメタウィキ）と呼ばれます。かつてはメタペディアとも呼ばれましたが、ウィキペディア以外のプロジェクトが増えてくるにつれて、最後の名称はあまり使われなくなっています。
メタは現在、ウィキペディアを始めとするウィキメディア・プロジェクトに用意されている3つの主要な議論の手段の一つとなっています。あとの2つはメーリングリスト (Wikipedia-L) と各記事に備わっているノートのページです。
メタは主に4つの用途に使われています。
- ウィキメディアプロジェクトに関する議論
- ウィキメディアプロジェクトに関する個人的なエッセイ、ジョークの公開
- 複数プロジェクト間での連携、とりわけウィキメディアプロジェクト全体に関わる文書の翻訳
- MediaWikiの解説および開発過程の調整
ウィキペディアと同様に、メタもウィキを使用しています。
[編集] 立ち上げの経緯
ウィキペディアの初期の頃には、ウィキペディアのプロジェクトについての議論が、そういうメタな議論は百科事典的ではないにもかかわらず、ウィキペディアの中で行われていました。
また、ウィキペディアの中立的な観点というルールに縛られることなく、ウィキペディアがカバーする事柄について個人的な意見を書けるためのフォーラムを望む人も出てきました。
こういった事柄に対応するために、ウィキペディアの執筆者達は2001年の11月にメタを立ち上げたのです。
メタはもともと英語版のウィキペディアのみに焦点を絞っていましたが、ソフトウェアのバージョンがphase III softwareにアップグレードして以来、多言語が使える議論の場となり、全言語のウィキメディアンによって利用されています。
[編集] メタでは何をやっているの？
ウィクショナリーやウィキブックスといったウィキメディア財団のプロジェクトが増えるに従い、メタウィキメディアは、同じ言語の異なるプロジェクトの共有する話題を扱う場所にもなっています。またウィキペディアを運営するウィキメディア財団の運営自体に関する議論の行われる場所のひとつにもなっています。たとえば理事会の議事日程や議案の予定表、ウィキニュースの新設など新しいプロジェクトの提案などはメタウィキメディアにおかれます。
議論の場という性格から、メタには、ちょうどウィキペディアのトークページのように「中立的な観点」が適応されません。そのかわりに Community View of Point といい、そのページがコミュニティに利益をもたらすかどうか、コミュニティのなかにある観点をあらわしているか、などが重視されます。アフリカの飢饉についての論文はしたがってプロジェクトとは関係のないものとして取り除かれますが、アイスクリームの味の好み別の利用者リストは、一部の人の反対にもかかわらず、大多数のメタの参加者から正当なメタの活動の一部だとみなされています。
[編集] 参考
- メインページ（メタウィキメディアの日本語メインページ）
- en:MetaWiki
- en:Wikipedia:Canonization
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