ヨトゥンヘイム
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ヨトゥンヘイム(Jötunheimr, 巨人の国)は北欧神話に登場するヨトゥンと呼ばれる霜の巨人族と丘の巨人族が住む国で、人々の住むミズガルズと神々の住むアースガルズの脅威となっている。 ミズガルズとヨトゥンヘイムの間にはイヴィング川が流れている。
主要都市としてはウートガルザ・ロキの治めるウートガルズがあり、ほかにメングラッドのすむガストロープニル、そしてシアチの住むスリュムヘイムがある。ヨトゥンヘイムを支配する王はスリュムという。
また、ノルウェーにはヨートゥンヘイメン山脈(Jotunheimen)が実在し、これはスカンディナヴィア半島でもっとも高い山であるガルドピッゲン(Galdhøpiggen, 標高2469メートル)を含んでいる。