ラグアイラ
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ラグアイラ (La Guaira)は、ベネズエラ中北部、バルガス州バルガス市にある港湾都市で、同州の州都である。スペイン植民地時代からカラカスの外港として発展した。
スペイン人が南アメリカに到達したころ、今のラグアイラにはウアイラというインディオの集落があった。1589年にスペイン人のディエゴ・デ・オソリオがサンペドロデラグアイラ (San Pedro de La Guaira) の名で町を建設した。カラカスから約30キロメートルの位置にあり、カラカスの発展とともにラグアイラの重要性も増した。
カラカスとの間にはアビラ山が聳え立つ。古くはスペイン人王道という山越えの道が用いられ、後にタカグア沢の谷を回るカラカス・ラグアイラ街道がつけられた。高架とトンネルを多用するカラカス・ラグアイラ自動車道が現在の幹線道路である。19世紀に鉄道が敷かれたこともあったが、今は廃止されて存在しない。