リチャード・ギャリオット
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リチャード・ギャリオット(Richard Garriott、1961年7月4日-)は、コンピュータ用ロールプレイングゲーム(RPG)に発するウルティマシリーズの作者。ウルティマは、ウィザードリィと並ぶコンピューターゲーム黎明期の代表作。
アメリカ合衆国出身。少年時代をイギリスで過ごし、高校生の時にアメリカ合衆国に戻るが、イギリス訛りが強いしゃべり方から、友人たちは彼を「ロードブリティッシュ」と呼ぶようになった。
父親のオーエンは、第2回スカイラブ・ミッションへ参加した本物の宇宙飛行士であり、電気工学博士、大学教授でもある。母親は芸術家。彼が11歳の頃手作りの「銀の蛇」をデザインしたペンダントを父に送り、父はそのペンダントを持って宇宙へ旅立った。ウルティマシリーズに蛇や宇宙を題材にするシナリオがあるのは、これらの影響が強いといわれている。
他にも彼の特異な趣味として知られているものが「お化け屋敷」である。その自宅はまるで忍者屋敷のようなカラクリが満載されている。Britannia Manorと題されたイベントで、テキサス州オースティンで開催されていた。ほかにも宇宙への関心が非常に強く、自宅に天文台が設置されている。
悪魔趣味(13や666という数字が大好き)の持ち主で、一方でコスプレの趣味もある。
彼のことを放映したTVの中で、「もし、NASAの人間がいきなりやって来て、"リチャード準備はいいかい?さあ宇宙へ行こう"。そう言ったら、即座にすべてを投げうって僕は旅立つよ」と、笑いながらコメントするほどの「宇宙」マニア。
[編集] ウルティマシリーズとギャリオット
ウルティマシリーズにはブリタニア大陸という地名が登場、ゲーム世界の中心地であるブリタニア大陸を統治する王として、ロード・ブリティッシュという人物が登場するが、これはリチャード・ギャリオット自身の分身である。