リンク機構
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リンク機構とは複数のリンクを組み合わせで構成した機械機構のことである。
[編集] 概要
リンク機構は複数のリンクで構成されている。リンクとは形の変化しない構造物のことで、漢字では節と表す。 リンクとリンク可動部分をジョイント、もしくは関節と言う。 ジョイントには回転するものとスライドするものがある。 うまく使えば、複雑な動作をシンプルな機構で実現できるので、日常のあらゆるところで使われている。回転運動を直線運動に変えたり、逆に直線運動を回転運動に変えたりすることもできる。 車のエンジンや機関車の駆動装置にはなじみがあるだろう。
リンク機構は動力伝達機構としても使われる。 動力伝達には他に回転伝達(ギアなど)や流体伝達(油圧など)があるが、リンク機構はリンク自体が構造物を兼ねているという特徴がある。
リンク機構を含む伝達機構全般に関することを扱う学問を機構学と言う。
[編集] 主な例
[編集] 関連リンク
- パラレルリンクメカニズム
- パラレルリンクロボット