ルイ=ウジェーヌ・カヴェニャック
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ルイ・ウジェーヌ・カヴェニャック (Louis Eugène Cavaignac,1802年10月15日 - 1857年10月28日)は、19世紀フランスの共和派軍人、首相。
アルジェリアを制圧して勇名をはせ、2月革命後に陸軍大臣に就任。1848年の4月総選挙において社会主義者が大敗したことを受け、国立作業所が閉鎖されたことに、反発したパリの労働者が蜂起した。このとき議会はカヴェニャックを行政長官として全権を委ねた。彼は戒厳令をしいて労働者の蜂起を弾圧。3千の死者、2万5千の逮捕者を出した。これが原因で同年12月の大統領選挙では市民から反発され、対抗馬のルイ・ナポレオン・ボナパルトに敗北した。